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河原 知子さんの部屋 | 2024年 11月活動報告書

小雪(しょうせつ) 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)

温かい秋を過ぎ、急に冬らしくなりました。今年も火鉢で暖をとる我が家です。今年は、白川町の里山を守る会から炭を買いました。火が付きやすく、不思議と持ちも良く重宝しています。来年は炭焼にも参加したいと思います。

暦くらす 秋の山の記憶散歩会

令和6年11月9日(土曜日)、母樹林公園、新巣村有林にて第8回暦くらす秋の山の記憶散歩会を開催しました。参加者は9名でした。今回は林業編と銘打ち、村と林業について話を聞きながら、新巣村有林を歩きました。林業の専門知識を持った海外からの移住者や村の林業に従事していたお年寄りの方が参加してくださり、古今東西のさまざまな林業に関する話を聞くことができました。海外の獣害についてのお話や、まっすぐな材にするためにゆっくり時間をかけて丁寧に育てられた村の木々の話を聞くと、村の山奥にいながらさまざまな国や時代を行き来したような気持ちになりました。
先月の美しい村づくり委員会で、堆肥づくりの専門家である五段農園の高谷裕一郎さんが土づくりの話をされた時、生物多様性のあるふかふかの土が農作物にとっても水にとっても良いという事をおっしゃっていたのですが、山奥の大はなのき、つまり落葉広葉樹の木の下は踏み心地の良いふわふわの土で、日ごろコンクリートか踏み固められた土の上にばかりいるため感動しました。

現在、村の山々はスギやヒノキの森になっていますが、徐々に階層混交林化していく計画のようです。つまり樹高の高い材木用のスギやヒノキと、樹高の低い土壌を改善してくれる落葉広葉樹がどちらもある森を目指すようです。

山や森は何十年もかけて水をきれいにして海まで流れて、雨になってまた山へ帰ってきます。そんな山を守るために、何十年、何百年先を考えながら森と生きる人々がいます。そんな話を聞いていると、人の一生の短さや、自然の循環の大きさに圧倒されました。

美しい村づくりだよりVo.19

今月は「秋の山の記憶散歩会」の絵を描かせていただきました。今月は絵をがんばったら広報の期日に間に合わなくなってしまい、新聞折り込み致します。村の皆様はぜひ新聞折り込みをご覧ください。

起業関連

今月は、先月に引き続きイベントが盛りだくさんでした。
白川町黒川のパン屋さん『日果』さんでダーニング教室、下呂のキャンプ場『野原のミュージアム』さんのマルシェ出店、白川町黒川の『農家民宿SIROKURO』さんで植物画教室、原村と裂き織りについて打ち合わせ、村の染色同好会の方とお茶染めについて打ち合わせ、岐阜市の『イノハノ美術』さんで展示会について打ち合わせ。これでも先月よりはかなり落ち着いた予定になりました。誰かに求められ、忙しいのはとても有り難いことです。しかし忙しいという漢字のとおり、心を亡くすような日々でした。自分の体力や容量に見合った仕事量にすることは、自分の心身を健康に保つためだけではなく他者への思いやりにもつながる、その逆も然りと痛感致しました。やりたいことと、できること、その量を見極めて、できない時はできないと断る。少しずつその練習をしているところです。

冬になり、家に籠っていろいろな作業ができてうれしく思っています。部屋を整えると、自分の心も整っていくように感じます。火鉢の前で、じっくり自分と向き合う日々です。

寒いので皆さまご自愛ください。

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