10月 霜降(そうこう) 霎時施(こさめときどきふる)
朝晩だんだん寒くなってきました。しかし例年に比べるとずいぶん暖かい秋で、10月中は霜を見ることはありませんでした。小雨どころか秋分をとうに過ぎても台風がやってきて、激しい雷雨になることも。時代の流れや温暖化によって、暦の季節感も変化して行くのでしょう。不安になることもありますが、夏の長い酷暑の分、この暑くも寒くもない時期が長く続くのはありがたいことです。環境の変化を受け入れつつ、これからのために何ができるか考えていきたいと思います。
原村 裂織見学と事業協力
9月に木曽で行われた「日本で最も美しい村」連合の加盟地域の交流会で、私が織りや染めをしていると話したところ、長野県原村の裂織(さきおり)で地域おこしをしようとしている協力隊員から、一緒に何かできないかと声をかけてもらいました。
原村は「日本で最も美しい村」連合加盟条件の地域資源のうちの一つが“ぼろ機織り”と“裂き織り”が共存する織物文化で、もともと織りを観光資源や産業にできないかと試みている地域です。見学に行かせていただいたところ、地域で織りを守っていこうという雰囲気があり、古民家を利用して集まって織りをしていてとてもいいな、と思いました。
私もこういったつながりの中、織りをやってみたいなーと思いつつ、自分の織りはしっかり伝統工芸ではなく、華やかな高級品を作るでもなく、繕ったり、へんてこりんなものを作ったり、なんとなくな織りをしているので、伝統の織りをしている人から見ると邪道で、なんとなく一匹狼になっておりました。
しかし、村に移住してから少しずつ、ダーニングワークショップや地域とのつながりの中で仲間ができてきたように思います。衣食住にかかわる手仕事は、自然や人とのつながりの中作られてきたもので、一人でできることには限りがあるのを感じます。私は今まで、その一人でできることの制限を楽しみつつ作品を作ってきましたが、これからもっと広がっていくのを感じてわくわくしています。
とりあえず、原村の協力隊からの依頼で裂き織り用に、廃棄する予定だったシーツをお茶で染めました。これが原村で織られて、デザイナーさんがデザインして何かになっていくのが楽しみです。
原村は「日本で最も美しい村」連合加盟条件の地域資源のうちの一つが“ぼろ機織り”と“裂き織り”が共存する織物文化で、もともと織りを観光資源や産業にできないかと試みている地域です。見学に行かせていただいたところ、地域で織りを守っていこうという雰囲気があり、古民家を利用して集まって織りをしていてとてもいいな、と思いました。
私もこういったつながりの中、織りをやってみたいなーと思いつつ、自分の織りはしっかり伝統工芸ではなく、華やかな高級品を作るでもなく、繕ったり、へんてこりんなものを作ったり、なんとなくな織りをしているので、伝統の織りをしている人から見ると邪道で、なんとなく一匹狼になっておりました。
しかし、村に移住してから少しずつ、ダーニングワークショップや地域とのつながりの中で仲間ができてきたように思います。衣食住にかかわる手仕事は、自然や人とのつながりの中作られてきたもので、一人でできることには限りがあるのを感じます。私は今まで、その一人でできることの制限を楽しみつつ作品を作ってきましたが、これからもっと広がっていくのを感じてわくわくしています。
とりあえず、原村の協力隊からの依頼で裂き織り用に、廃棄する予定だったシーツをお茶で染めました。これが原村で織られて、デザイナーさんがデザインして何かになっていくのが楽しみです。
美しい村づくり委員会
・がんばる地域づくり補助金申請
・学び合いの会VOL.9 堆肥づくり
今回の委員会は、東白川情報通信教育協議会による、これからの時代より重要で必須となるIT教育に対応するための設備投資のプレゼンと、白川町黒川で有機農業、堆肥作りなどを行っている五段農園の高谷(たかや)裕一郎さんの土づくりのお話でした。
ITと堆肥づくりという、一見全く関わりがないような、真逆なような話題でしたが、どちらも他者との関係性と多様な未来に対応していくために、今、自分にできることは何か、考えさせらせるお話でした。詳しくは、今月の美しい村づくりだより(Vo.18)をご覧ください。
・学び合いの会VOL.9 堆肥づくり
今回の委員会は、東白川情報通信教育協議会による、これからの時代より重要で必須となるIT教育に対応するための設備投資のプレゼンと、白川町黒川で有機農業、堆肥作りなどを行っている五段農園の高谷(たかや)裕一郎さんの土づくりのお話でした。
ITと堆肥づくりという、一見全く関わりがないような、真逆なような話題でしたが、どちらも他者との関係性と多様な未来に対応していくために、今、自分にできることは何か、考えさせらせるお話でした。詳しくは、今月の美しい村づくりだより(Vo.18)をご覧ください。
美しい村づくりだよりVo.18
今月は委員会の内容から特に高谷さんの土づくりについてのお話を取り上げさせていただきました。村の皆様はぜひ広報の自治会長配布をご覧ください。
起業関連
今月は、先月の報告の時にも言っていた通りイベントが盛りだくさんでした。
まずは原村のクラフト市と裂き織り見学から始まり、自分の作品撮影、飛騨古川で私の「こういう店をやってみたい」を体現なさっている『やわい屋』さん見学、各務原幼稚園のマルシェ出店、ダーニングワークショップin恵那『クラシヤ』、京都ハレトケ市出店、ダーニングワークショップin白川町黒川『日果』等。
11月も最初の週から岐阜市へ展示会の打ち合わせ、京都へ織りの展示会見学があり、ありがたいことにあちこち行かせてもらっております。
ただ、忙しかったこともあってか、今年の秋の土用の間は心身ともに落ちていました。しかし、大学の頃お世話になった先輩の展示会に行ってから少しずつ回復してきました。先輩は大病してからしばらく制作をお休みしていたのですが、久しぶりに個展を開くと聞いて伺いました。あたり前の事なのですが、今、悩んで、迷って、苦しむのも、生きているからこそできることで、死んだら何にもできないのだなと、がんから回復して髪が無くなってもかわいくて素敵な先輩を見て思いました。
展示会から帰る時、大雨に降られ困っていたら、徐々に晴れてきてなんと虹の柱を見ました。季節外れ虹に励まされるような日でした。
先が読めない時代ですが、想像を超える未来が来るのを楽しみにしようと思います。
まずは原村のクラフト市と裂き織り見学から始まり、自分の作品撮影、飛騨古川で私の「こういう店をやってみたい」を体現なさっている『やわい屋』さん見学、各務原幼稚園のマルシェ出店、ダーニングワークショップin恵那『クラシヤ』、京都ハレトケ市出店、ダーニングワークショップin白川町黒川『日果』等。
11月も最初の週から岐阜市へ展示会の打ち合わせ、京都へ織りの展示会見学があり、ありがたいことにあちこち行かせてもらっております。
ただ、忙しかったこともあってか、今年の秋の土用の間は心身ともに落ちていました。しかし、大学の頃お世話になった先輩の展示会に行ってから少しずつ回復してきました。先輩は大病してからしばらく制作をお休みしていたのですが、久しぶりに個展を開くと聞いて伺いました。あたり前の事なのですが、今、悩んで、迷って、苦しむのも、生きているからこそできることで、死んだら何にもできないのだなと、がんから回復して髪が無くなってもかわいくて素敵な先輩を見て思いました。
展示会から帰る時、大雨に降られ困っていたら、徐々に晴れてきてなんと虹の柱を見ました。季節外れ虹に励まされるような日でした。
先が読めない時代ですが、想像を超える未来が来るのを楽しみにしようと思います。