三月
CATV
・1/2967の物語
・満州開拓団について
・部署移動
▽1/2967の物語
「雪の下(薬草)」
今月の1/2967の物語は「雪の下(薬草)」です。このお話は、作者の家の庭に昔からずっと生えている雪の下の効能や思い出について書かれています。
この作品の作者はもう亡くなっていたので、今番組作りは息子さんにご協力いただきました。息子さんはこの物語に出てくる雪の下の生える家に住んでいらっしゃるのですが、作品をお見せしたところ、「おふくろこんな話書いとったんか」「庭の雪の下なんてそんなまじまじと見たことなかったなあ」と驚いておられました。
文章や思い出が残っていると、亡くなった方の面影にふと出会うことがあります。
今回、その場面にいることができ、ありがたいものを見たなという気持ちになりました。
▽満州開拓団について
先月に引き続き、満州開拓団やその周辺の時代、出来事について調査しました。
なぜ、行く必要があったか。
その時代の日本政府の思惑と価値観。
東白川とその周辺の地域の風土と気質。
様々なことが絡み合って、満州で、村で、何が起きたのか。
起きた出来事をただ調べていても、「なぜ? 」がよく見えてこないことがあります。
そもそも現代と当時では全く異なる常識と正義があり、ただ事実を並べてもなかなか理解できません。それでも、どんな立場のどんな出来事も、自分の価値観を押し付けずに見て、しっていきたいと思います。
▽部署移動
突然ですが、来年度から新しくできる集落支援機構へ異動となりました。
しかしアナウンスは今後も続けさせていただきます。1/2967の物語は補助として継続させていただきます。部署は変わりますが皆様今後ともよろしくお願いいたします。