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河原 知子さんの部屋 | 2023年5月活動報告書

5月

∞小満

 こんにちは。梅雨に入る少し前、天気の良い5月の終わり頃、クレイシ棚田の田植えを手伝ってきました。その日は天気が良く、熱いくらいでした。でも山の風がひんやりとして、素足で入った泥の田にはオタマジャクシがたくさんいて、犬や子供たちがはしゃぎまわっていて、幸せな一日でした。
 山の緑と川の碧(あお)さがまぶしくなるこの時期の事を、二十四節気で小満(しょうまん)というそうです。小満とはあらゆる生命が満ち満ちていく時期、と調べたら出てきました。

 小さな生き物たちの命が満ちていく、小さく満たされる。
 暦の言葉は情景を見事にあらわしていて、色彩豊かだなあと思います。

∞集落支援機構

 今月は6月17日(土曜日)の朴葉寿司づくり体験と、7月29日(土曜日)の鮎の友釣り体験会、両方の準備がありました。
 体験会のチラシの絵を描いたり、あちこちに予約や申請をしたり。初めてのことだらけで大変でしたが充実した月でした。


 美しい村づくり委員会の体験会は、昨年からずっと名称が(仮)と表記され明確に決まっていなかったので、今月の美しい村づくり委員会で話し合い「暦くらす」に決定しました。

「暦くらす」には「東白川の暦と暮らす」という意味と、「季節の暮らしを共に楽しむクラス(組、集まり、授業)」という意味があります。
 
 私は昨年から東白川村で暮らさせていただいている東白川2年生の新参者ですが、村の昔ながらの暮らしについて、村のお年を召した方、若い方、移住者の方などいろんな立場や年齢の方々が、「村の文化伝統を伝えたい」「話したい」「知りたい」「やってみたい」という気持ちをもっていらっしゃるのを聞いて、自分にも何かできないかなあと感じていました。
「暦くらす」では、様々な立場や考え方や年代の方々が、東白川村で共に暮らす「くらすメイト」として関わっていける場づくりをしていけたら良いなあと思います。ちなみにクラスメイトのメイトには仲間という意味があるのですが、その語源は「食事を共にする人」なんだそうです。一緒においしいものを食べながら、少しずつ人と人をつなぐ場を作っていけたらと思います。

 ほんのひと昔前まで当たり前だった暦の暮らしを、皆さんぜひ、ちょっとのぞきに来てください。

∞染織

 今年は各月でマルシェに参加させていただいております。4月は岐阜市林陽寺さんの「8の市」、6月は村の瀬音公園で行われる「つちまる君の茶の里マルシェ」、そして7月はまた林陽寺さん「8の市」に参加させていただきます。そのため、毎日ちくちく繕い物をしたり小さな何かを作っています。小さなものを作るのもとても楽しいのですが、久々に大きなものを作りたくなってきました。作品制作も暦に影響を受けるようで、やる気がすくすく育って、作りたいものがたくさん湧いてきます。寝る間も惜しくて焦る日もありますが、一つづつ小さく満たされるよう暮らしていこうと思います。

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