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河原 知子さんの部屋 | 2024年 2月活動報告書

雨水 うすい 草木萌動 そうもくめばえいずる

村のあちこちで梅が咲き始めました。暖冬の影響か、今年は去年より早く春が来ている気がします。私は2月ごろ咲き始める白梅が好きで、山の裾や茶畑のわきの白梅を眺めて楽しんでいます。

暦くらす

2月18日に「暦くらす味噌(みそ)作り体験会」を開催させていただきました。
昨年から始まった暦くらすは今回で5回目、村の方々にだいぶ認知されてきたようで本当にありがたく思います。今回も子供からご年配の方まで幅広い年齢層の方に来ていただき、普段かかわることのない方々が交流を楽しんでいました。お話を聞いていると、さまざまな年齢層の方が仕事や結婚、移住を機に遠いところから村に来て見えることがわかりました。今回のイベントも、50%近く新旧移住者の方々が参加してくださったのですが、移住者以外の方からも「自分の故郷は白みそだったから、村のみそに最初のころ慣れなかった」というお話を聞けたり、若い方からも「私はこの村生まれでおばあちゃんがみそづくりしているのを小さいころ見ていた」など、村ならではのお話しを伺うことができたりと、みその思い出から、土地にになじみ生きていくことへの思いのようなものが伝わってきました。今回の暦くらすもCATVで放送していただきました。今月の美しい村づくりだよりにも載っています。ぜひご覧ください。

美しい村づくり委員会 美しい村づくりだより

第82回美しい村づくり委員会は、暦くらすの話し合いや3月9日の講演会のお知らせ、その前に雑談ワークショップがありました。今回は普段いらっしゃらない方が飛び入りできて下さり、それも美しい村づくりだよりを見てきてくださったということで、作成者としてうれしく思いました。もっとわかりやすく良い内容をお届けしたいと悩む日もありますが、まずは委員会が何を話し合ったか、そして次回いつどこでやるのかがわかることが一番大切なことなのだと初心を思い出しました。皆様、ぜひふらっと委員会にお立ち寄りください。面白い話や興味深い話ができるかもしれません。

機織り

2月末、岐阜市のお世話になったギャラリーカフェまめぐらさんが惜しまれながらもお店を閉め、新しい道に進まれるということで、ご挨拶に行きました。まめぐらさんには私が織ったへんてこなベンチマットが置かれていて、他の作家さんの椅子や陶器作品と不思議と合っていて、お店の穏やかな空気になじんでいました。私が普通の織物がどうしてもできなくて、宇宙の中のようなへんてこな方向に舵を切ったとき、初めて作品を買ってくださったのがまめぐらさんでした。まめぐらさんは、私が世界に二つとないへんてこな作品ばかり作っていることが恥ずかしくて、不安で仕方がない中、「作っていいんだ」と思うことができた、大切な始まりの場所でした。
私は、村で小さな工房兼お店を作りたいと考えています。そのため日々小さくコツコツ進んでいますが、まめぐらさんにもらったものを、誰かに手渡せるような、そんなお店を作れたらとふと思いました。

最近ありがたいことにあちこちに行かせていただいております。1月27日〜2月4日、神戸の塩屋にあるギャラリーyamneさんにて展示会をさせていただいたおかげで、お声がかかって3月3日京都のハレトケ市さんにてダーニング教室をさせていただくことになりました。今は恵那の古民家カフェBuild a bridgeさんにて作品を置かせていただいています。Build a bridgeさんの営業日は金土日(要確認)。作品販売は4月頃迄です。

小さなことからひとつずつ始めて行くと、次につながっていくことを実感する2月でした。ありがたいことにたくさんの良い縁に恵まれているのを感じます。あわただしくてあれができなかった、ああすればよかったと悔やむこともありますが、失敗しても、まずは動くことが大切だと教えられる日々です。間違えたら、そこからまた始めればよいのかもしれません。日々に感謝を忘れず暮らしていきたいと思います。

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