十二、ゆかりの仏像仏具
帝釈天十徳善神八将神図(たいしゃくてんじっとくぜんじんはちしょうしんず)
廃仏毀釈当時の所在地 | 臨済宗妙心寺派 安泰山 常 楽 寺 濃州加茂郡神土村平 (東白川村神土平) |
---|---|
現所在地 | 巖谷(がんこく)山 阿弥陀寺 岐阜県益田郡下呂町御厩野(みまいの)字門垣内(かどがいと) |
形式形状 | 掛け軸 (絹本) 高さ 155センチメートル 幅 34センチメートル |
数量 | 1幅 |
銘文 | 掛け軸には次のような裏書きがある。 一切祈祷之本尊 帝釈天 十徳善神 八将神 宝暦三年癸酉天 神土村常楽寺慈門記 施主 伊藤八十吉大明神 此代金 二歩 |
年代 | 宝暦3年(1753) |
作者 | 不祥 |
常楽寺で祈祷を行うときの本尊としたもののようですが、廃仏毀釈によって阿弥陀寺へ移されました。
箱書きに「常楽寺慈門」とあるのは常楽寺六世住職円峰周和尚を指すものと思われます。
また、「伊藤八十吉」とあるのは神土村平伊藤宏行(酒屋)の祖先です。
箱書きに「常楽寺慈門」とあるのは常楽寺六世住職円峰周和尚を指すものと思われます。
また、「伊藤八十吉」とあるのは神土村平伊藤宏行(酒屋)の祖先です。