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1月の行事

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年男(としおとこ)

 東白川村の元日の朝の主役は年男で、一家の主人が当たります。朝、だれよりも早く起き、若水(わかみず)を迎えたり、お湯を沸かしたりして、家族が新年の祝いごとをする準備をします。この役は、その家に、たまたまその年の干支(えと)に当たる男性がいるときは、それが行うこともあります。このごろは、しきたりがおろそかになって、普段の通り主婦が早起きをし、元日の朝を取り仕切る家庭も多くなってきました。
 年男は、昔、武家で新年の諸儀式を行った際、門松を立て、座敷を清め、若水を汲み、歳徳(としとく)の神をまつる神棚の飾り付けをし、節分の夜の豆まきをしたのが始まりです。その後一般に普及して現在に至っています。

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