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新年互礼会
新年互礼会は、新年拝賀式、年始回り、または、新年を祝って行う新年宴会に代わるものとして行われるようになりました。昭和30年ごろまでは小学校に校下の人たちが集合して、お互いに新年のあいさつを交わし、校長や地域の代表者があいさつをする式典を行いました。このころまでは宴会を伴うことは少なかったようです。
新年互礼会は、お互いに新年のあいさつを交わすのが目的ですが、昭和30年代以後はあとで必ず宴会が行われるようになり、人々は重詰(じゅうづめ)(重箱に料理を詰めたもの)を持って参加するようになりました。
新年互礼会は、おおく元日の午前中に開かれます。これが、延々と夜まで続くことも、ままあるようです。会場としては、以前は小学校の裁縫室を使いました。今は集落の集会場や神社の社務所などが利用されます。神社の社務所を使う場合は歳旦祭の直会(なおらえ)に合わせて行われます。
わが国には、昔、新年のあいさつのために本家に集まった分家に、本家が大盤振る舞いをするという風習がありましたので、互礼会にはどこかにそんな流れもあるのでしょう。