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六日の年取り
1月6日の夜、大晦日のときと同じように神まつりをし、食事をして年を取るという風習が、関東から西に向かって広く分布しています。これを「六日の年取り」または「六日の年越し」といいます。
東白川村にもこの風習が残っていて、「七日正月」を前に、大晦日のときと同じように祝います。
各地には、必ずイワシを食べるとか、麦飯を食べるとか、物忌(ものい)みの名残(なごり)のような習慣も見られます。長野県などでは、六日の年越しを「カニ年」または「カニ年取り」といって、小川からサワガニを取ってきて食べるほか、串(くし)に刺して戸口にはさみ、流行病よけのまじないにしました。今ではカニが捕れなくなったので、カニの絵を書いたり、カニと書いた紙片をはさんだりするそうです。