4月に入ると、今年度の田んぼ作業が始まると同時にしめ縄用の苗を作っていきます。
最初に塩水(えんすい)選別。昨年脱穀した籾(もみ)を一定の濃度の塩水に浸けることで栄養のある籾、栄養のない籾とで分別することができます。
そのまま温水に浸けて数日後、全体的に芽が出てきたら苗箱に土を敷いて播種(はしゅ)を行います。
さらにそれらを育苗機やビニールハウスに置くことで、天候にも左右されますが、数日後にはしっかりとした苗を作ることができます。
一方で、荒かき、代かき、田植えに合わせた水管理や電柵設置のため周辺の草刈り等、いつでも田植えができるような田んぼの準備も行っていきます。
このようにさまざまな準備をして迎えた田植え当日、天気も快晴と絶好の田植え日和でした。
無事田植えも終え、これから7月末の藁の刈取に向け、日々見守っていきたいと思います。
改めてですが、今月をもって地域おこし協力隊を卒業します。
2021年の5月から協力隊としてみのりの郷に出向し、3年間の勤務を終えることとなりました。
初めは右も左もわからないことだらけで多くの失敗を経験し、ただ辛いと思っていた時期もありました。
しかしながら、少しづつ自分でできることを増やしていき、気づけばみのりの郷でもさまざまな仕事を任されるほどに成長したなと実感しております。
来月、5月1日から正式にみのりの郷の社員として、引き続き業務に携わっていき、この東白川村の農業を守っていく一端として、今後も精進していけたらと思います。