刈り取りも終わり、今年残す仕事はお茶の整枝作業、秋耕起作業等となりました。
今月は、その作業前に、刈り取りシーズンでフル稼働していたライスセンターの掃除が主な仕事でした。
ライスセンターは敷地そのものが大きいため、掃除の仕事とはいえ様々な場所での掃除をする日が続き、大変な作業でした。
とりわけライスセンターの掃除の仕事で一番しんどかったのは、籾殻(もみがら)庫と集塵(しゅうじん)室の掃除です。
籾殻とは、籾(籾米)の最も外側にある皮の部分のことで、籾摺り機によって分けられた籾殻が貯蔵された部屋が籾殻庫です。
一方、集塵室とは玄米にするまでの過程で出た、籾殻よりも細かい塵(ちり)等が貯蔵された部屋のことです。
籾殻も塵も非常に粒子が細かく、そのままじかで吸うと後々肺に影響が出る可能性もあるため、専用のマスク、ゴーグルが必須となるほど過酷な作業でした。とりわけ集塵室では、一部の塵等が発酵していて、その発酵熱で部屋全体が半サウナ状態での作業となりました。
それでも無事10月末にはある程度作業を終わらせることができ、これでライスセンターでの作業は一旦落ち着く形となりました。
約2ヶ月半、ライスセンターでの作業を通して、これまで知らなかった、玄米として出荷するまでの流れを近くで体験できて、非常に勉強になりました。
また今月は、今年度入った地域おこし協力隊として、村長対談やラジオ番組の収録等多くの広報活動にも参加しました。自己紹介から、これまで約半年間やってきた仕事のことや、自分なりに東白川村の魅力を伝えられたと思います。
収録の際、これまであまり直接お話できなかった協力隊同期の近藤さんとも色々お話ができてよかったです。コロナの影響もあり、なかなか村内の年齢が近い人と打ち解けた話もそんなにできなかったので、今後はもっと積極的にコミュニケーションできるよう様々な活動に参加できたらと思います。