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東白川村の文化財

村の花

みつばつつじ

コバノミツバツツジ

昭和55年9月26日
告示 第39号指定


 みつばつつじは、東白川村のどこでも見られる花である。村の花として指定するに当たり、あえて、ひらかな書きで「みつばつつじ」としたのは、村内に数種類自生しているとみられるミツバツツジを総称する意味を含めている。

 ミツバツツジ(Rhododendron dilatatum MIQ)は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木で、枝の端に3枚の葉をつける。仲間が非常に多く、雄しべが5本(ときに7から8本のものもある)のものは、ミツバツツジだけで、他はすべて10本である。トサノミツバツツジ、タカクマミツバツツジ、オンツツジ(ツクシアカツツジ、アカツツジ)、ジングウツツジ、アマギツツジ、キヨスミツバツツジ、サイコクミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ナンゴクミツバツツジなどの種類がある。

 村内には、コバノミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、ミツバツツジが多い。

 花は、五加大沢で4月15日ごろに開き始め、順次東進し、越原大明神で清楚(そ)な花を見るのは、それから20日から30日あとである。

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