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東白川村の文化財

天然記念物

黒淵(くろぶち)のオオミガヤ

黒淵のオオミガヤ

指定番号 東白川村指定天然記念物第6号
指定年月日 昭和58年(1983)12月1日

所在地 東白川村越原字松山2010番地先
所有者 内木逸介

形状等
種類、数量 植物 オオミガヤ1本
樹高 約15メートル
幹の周囲 目通 3.7メートル
根元 4.25メートル
枝張 東西 15メートル
南北 24.5メートル
樹齢 推定 400年
 越原(こしはら)のオオミガヤに次いで東白川村で2番目に確認されたオオミガヤである。

 大明神(だいみょうじん)川の右岸にそびえて樹勢がよく、根張りは、ほとんど川の上にある。

 種子は越原のオオミガヤよりも更に大きく、長径3.2から3.7センチメートル、短径1.5から1.7センチメートル、よく乾燥したものの重量2.75グラムである。

 秋になると幹全体に巻きついたツタの紅葉が美しい。

 古老の言では、このオオミガヤは、あるとき大明神川が増水し、あわや大水害になろうとしたとき、川面に張り出した枝が水止めの堰(せき)となり、下流の田畑や人家を流失から守ったと言い伝えられる。だから、切ってはならぬ木とされている。

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