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八十八夜
八十八夜は、立春から数えて88日目の日で、5月1日または2日ごろに当たります。春と夏とのちょうど境目で、八十八を縮めて書くと「米」という字になるところから、昭和の中期ごろまで、農家では籾蒔(もみま)きの適期としてきました。また、「八十八夜の忘れ霜」とか「八十八夜の別れ霜」とかいって、このころから霜のおりることも少なくなります。
余談ですが、東北地方では季節が少し遅れますので「九十九夜の泣き霜」などという言葉もあります。
全国各地には、小正月の粥かき棒や祝い箸を保存しておき、この日、苗代の水口(みなくち)に立て、それを田の神の依代(よりしろ)として、種籾の残りで焼米(やきごめ)を作って供える風習も見られます。