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半夏生(はんげしょう)
1年中で昼が1番長く、夜が1番短い日が夏至(げし)で、6月21日、または22日ですが、その日から11日目を半夏生といいます。陰暦の72候の1つで、7月の1日か2日に当たります。
半夏生を畠作の祝い日とする例が関東に多く、この日に新小麦の穂を取って焼餅を作り、神に供え、人も食べます。また、カヤの茎を切って箸を作り、これで食事をする新箸の祝いの風習も千葉県などにあるようです。
東白川村には特別な行事は存在しません。しかし、田植えが半夏生を過ぎると収穫が半分になるという意味の「半夏半毛(はんげはんけ)」「半夏半作(はんげはんさく)」などという言葉があり、田植えの終わり時はこの日と考えられていたようです。
また、このころに出る大水のことを「半夏水(はげみず)」といいます。梅雨期の終わりの大水のことで、一旦、大雨が降ると、後はからっと晴れて暑い夏日になることが多いものです。