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神田(かんだ)神社祭り
神田神社の例祭は、毎年秋分の日で、通称「神土祭り」といいます。
明治3年(1870)、京都神祇(じんぎ)局から、神田神社は延喜(えんぎ)神名式に名を連ねた古社であると「御沙汰(ごさた)」があって、その年の祭礼は神田神社始まって以来の盛大なものとなりました。遠山友禄(ともよし)苗木藩知事、石原定安同大参事、棚橋朝成同権(ごん)大参事など苗木藩の役職者16人が列席して、近郷23か村の郷社(ごうしゃ)の祭りとして権威あるものでした。それ以来、同神社の祭りは厳粛に、かつ、盛大に賑々(にぎにぎ)しく執り行われてきました。
奉賛の行事も多彩で、その1つに、住民の投稿による狂俳狂句などを書いた献灯が盛んでした。太平洋戦争後はまったく行われなくなりましたが、最近ようやく復活しました。また、神楽獅子や子供みこしの奉納なども行われます。
9月末は、農作業も束の間の段落の時期となります。昔は近くの神田(かんだ)座で、菊五郎劇団や市川八百蔵一行など有名役者による歌舞伎や映画、演劇などの奉賛興行があり、平(たいら)の街は特別の賑わいを見せました。