カテゴリメニューはこちら

3月の行事

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

アマゴ釣り漁解禁

※クリックで写真を拡大いたします。

 渓流釣りをする人たちにとってアマゴ釣りは最高の楽しみです。白川やその支流は3月1日が解禁の日で、釣人たちはこの日を待ちこがれています。
 姿を見られないように、餌をつけた釣針をそっとゆるやかな流れに入れて流します。その流れが荒瀬となる直前のところで釣糸がピタリと止まったら、アマゴが釣針を口に入れたときです。タイミングよく合わせると、あざやかな色模様のアマゴがかかってきます。
 アマゴはヤマメと同種の渓流魚で、ヤマメにはない朱点が体側にあるのが特徴です。本来、非常に臆病な魚で、山岳地域の清流だけにしか棲息(せいそく)しません。昔は、1か所で1尾しか釣れないとされてきました。1尾釣り上げた後は、しばらく時間を置かないとアマゴが警戒して釣れないというわけです。しかし、今は1か所で数尾釣り上げるのも希(まれ)ではありません。釣り大会などで人の姿がうろうろしていても釣れるのですからアマゴも変わったものです。漁業組合などの手によって、養殖の稚魚が放流されますので、稚魚の時代の成育の過程の変化が影響しているでしょうし、他の同類の交配による変化も考えられるでしょう。
 いずれにしても、この日から、静かだった川や谷に人の影が見られるようになります。

このページをSNSに共有する

ページの先頭に戻る

文字サイズ

色の変更

閉じる