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10月
神無月(かんなづき)・神去月(かみさりづき)・雷無月(かむなしづき)・鏡祭月(きょうさいげつ)・大月(たいげつ)・陽月(ようげつ)・時雨月(しぐれづき)・初霜月(はつしもづき)・神在月(かみありづき)・良月(りょうげつ)・開冬(かいとう)・上冬(じょうとう)・上無月(かみなづき)・小六月・玄冬(げんとう)・応鐘(おうしょう)・孟冬(もうとう)・小春(しょうしゅん)・初冬(しょとう) (October)
10月は「神無月」といい、全国の神々が出雲(いずも)に集まり、どこの神様も留守になるといわれます。何をするために神々が出雲へ行くかというと、ある書物に、(1)出雲で大切な相談をするため、(2)縁結びのため、(3)酒つくりのため、(4)村人の運定めのため、(5)出稼ぎのためなどとさまざまに解説されています。一方、出雲では全国の神々が集まるのですから「神在月(かみありづき)」です。
出雲以外は神様が留守になるので神社の祭りはありません。神様がまったく留守になってしまっては寂しいのですが、仕組みは旨くできていて、ちゃんと留守番の神もあるのです。それは荒神(こうじん)様や恵比須(えびす)様など家の神様です。
10月は、9日ごろが暦の上の寒露(かんろ)。冷たい露が落ちて冷え込みも強くなり、秋が深まってきます。そして、24日ごろが霜降(そうこう)。初霜が見られ、山々の紅葉が始まります。