みんな大好き! 朴葉寿司

2024/05/24

東白川村の朴葉寿司の由来

 昭和中期までは、水稲作業は「結い」と呼ばれるご近所共同作業で行われていました。
 自分の水田の田植えを近所のみなさんにお願いする場合、昼食を振る舞うことになりますが、前日から作り置きができて、食器が不要で後片付けも簡単なファーストフードで環境にやさしいエコな料理が朴葉寿司でした。

◆ こぼればなし
 田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家へ遊びに行って来た子どもが言うには
子ども「じいちゃんちは、とっても貧乏だった。」
母親「なんでそう思ったの? 」
子ども「だって、食器の代わりに大きな葉っぱで食べていたもん! 」
母親「それが豊かな時代なんだけどね。」とつぶやく……
……大きくなったら分かるよね。

朴葉寿司のここがスゴイ

写真:朴の葉と花

◆ 朴葉に含まれるヒノキチオール
 朴葉には「ヒノキチオール」という酵素が含まれています。
 ヒノキチオールは、抗菌性が高く、田植え時期の高温多湿で食品の腐敗が心配される時期には最適とも言える器と言えます。
 朴葉寿司は、酢を使うこととも相まって、安全な郷土食として根付いています。
 
◆ 朴葉に含まれる青葉アルコール
 もう一つの活躍成分が「青葉アルコール」です。
 この成分は、多くの植物に含まれており香料にも使われています。
 疲労回復効果が科学的に解明されているもので、田植えで疲れた体をいたわる効果的な料理といえます。
 
朴葉寿司の具のはなし

写真:アユの甘露煮を乗せた朴葉寿司

◆ 朴葉すしの具を番付風に紹介すると……
横綱 鮭の切身、酢サバ、川魚の甘露煮
大関 ワラビ、きゃらぶき
関脇 サバの水煮、マグロの油漬け、佃煮
小結 しいたけの煮付け
前頭筆頭 紅ショウガ、山椒の新芽
前頭二枚目 ハチの子
前頭三枚目 玉子焼き
前頭四枚目 田麩
このような感じですが、家庭それぞれで利用する具も異なります。
 

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