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全国戦没者追悼式
8月15日には東京で全国戦没者追悼式が厳かに営まれます。
昭和27年(1952)5月2日、政府は、日中戦争から8年間にわたる戦争で死亡した軍人軍属170万、また国内の戦災で亡くなった国民70万人の霊を慰めるため、天皇・皇后両陛下出席の下に東京の新宿御苑で追悼式を挙行しました。これが全国戦没者追悼式の始まりです。
そして、昭和38年(1963)5月14日、政府はこの追悼式を全国民的行事として毎年8月15日に、天皇の臨席を得、政府主催で行うことを閣議決定し、18回目の終戦記念日である同年8月15日に、日中戦争開始以後の民間人を含む戦没者310万人を対象とする第1回全国戦没者追悼式を東京日比谷公会堂で開催しました。翌39年は靖国神社で開催し、40年には式場を日本武道館としました。以後、日本武道館を式場として毎年続いています。
この日は、正午の時報を合図に、全国一斉に黙祷が捧げられます。東白川村でも役場前広場などに住民が集まり、ラジオやテレビから流れる時報の合図とともに1分間の黙祷を捧げます。
このころから厳しい暑さも少しずつおさまってきます。8月23日ごろが処暑。心なしか秋の気配が感じられます。