自殺は、その多くが追い込まれた末の死です。自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などのさまざまな社会的要因があることが知られています。自殺に至る心理としては、さまざまな悩みが原因で追い詰められて自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ったり、社会とのつながりの減少や生きていても役に立たないという役割喪失感から、また、与えられた役割の大きさに対する過剰な負担感から、危機的な状態にまで追い込まれてしう過程と見ることができ「誰にでも起こり得る危機」です。
東白川村では、村が行う「生きる支援」に関連する事業を総動員して、全村的な取組と自殺対策を推進するため令和2年に「東白川村いのちを守るみまもりのわ推進計画」を策定しました。本計画の実行を通して、「みまもりのわを広げ、 誰も自殺に追い込まれることのない、 住みよい東白川村」の実現を目指します。
令和7年4月に第2期計画を策定しましたので公表します。
東白川村では、村が行う「生きる支援」に関連する事業を総動員して、全村的な取組と自殺対策を推進するため令和2年に「東白川村いのちを守るみまもりのわ推進計画」を策定しました。本計画の実行を通して、「みまもりのわを広げ、 誰も自殺に追い込まれることのない、 住みよい東白川村」の実現を目指します。
令和7年4月に第2期計画を策定しましたので公表します。
【村長メッセージ】
いのちの重さは、測ることはできません。自殺は精神の問題だけでおこるのではなく、複雑で多様な社会の問題、その絡み合った問題が危機的な状況にまで追い込まれてしまった結果と言えます。特に新型コロナウイルス感染症拡大の影響、経済状況の悪化等で私たちの生活や人との関わりは大きく変化しました。誰もがスマホを持ち、オンラインを通じた授業や仕事は当たり前になり、ネット通販を活用してどこにいても宅配で欲しいものを手に入れることができます。スピードやコストパフォーマンスを求める社会の風潮はやむを得ないものです。
本村においても例外ではありません。たった 2,000 人の人口、皆知り合いで自殺が起きるような状況ではないと過信はできません。多様化する問題に精神論で立ち向かうのではなく、相談体制を確保し、多職種による連携をすすめること、村民全体に自殺予防の取り組みを周知し、お一人お一人がみまもりの一翼を担っていけるように、困った人、いつもと様子が違っている人に気付いて、話しを聞いてあげられる優しく、ほどよい人間関係をつくっていただきたいと願っております。村のコミュニティを活用し、社会参加を促す孤立対策を促進する必要があります。
東白川村自殺対策計画は「誰も自殺に追い込まれない社会」をめざし、各分野の連携のもと「生きることの支援」を総力で実施していきます。
(「第2期 東白川村自殺対策推進計画(東白川村いのちを守るみまもりのわ推進計画)」より)
第2期 東白川村自殺対策推進計画(東白川村いのちを守るみまもりのわ推進計画)(2025年度[令和7年度]から2011年度[令和11年度])(PDF版:923KB)
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