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つちのこ秘伝

「つちのこ」とは?

つちのこ(画像:つちのこが舌を出しながら頭を前後に動かしている)

「つちのこ」とは?
体長 30cmから80cmくらい。
体色 黒褐色・焦げ茶色・黒・灰色(腹部黄色・背部に斑点あり)
体型 ビール瓶くらいの胴から三角形の頭がちょこんと出ている。
特徴

  • 大食家であり一匹で行動する。
  • 昼間に活動する。
  • いびきをかき、まばたきをする。
  • 垂直に立つ。
  • 転がる。
  • 蛇行しないで真っ直ぐに前後に動く。
  • ジャンプする(2mくらいとの説もあり)。
  • 動きが素早く、有毒である(無毒説もあり)。
  • 春から秋(4月から11月)に出没する 。

生息地 北は岩手県から南は九州鹿児島まで、全国各地で目撃されています。特に東白川村では目撃証言が多く、全国でも有数の多発地帯といえます。また、地方によって様々な呼び方がある。

つちのこに遭遇したら?

  • まずは慌てないこと。つまり冷静になって落ち着くことです。
  • 音をたてないこと。息を殺してそっと近づきましょう。
  • 二人で組になり挟み撃ちにする作戦が効果的です。
  • 二人で組になって前の者がカメラで撮影し、つちのこの注意をひきます。そのすきに後ろの者が捕獲棒で押さえて下さい。次に、撮影者が玉網でしっぽからすくい取り、檻か袋などに入れて下さい(捕獲棒で押さえた時点で大声で周りの人を呼ぶのがよいでしょう)。
  • 無事に捕獲できたら、東白川村観光協会または関係者に連絡して下さい(電話 0574-78-3111)。
  • つちのこが本物と確認できれば、賞金100万円 + αは貴方のものです。

東白川村でのつちのこ見聞録(主な目撃例)

平成2年8月 / U.Kさん / 河原で草刈り時。銀色にキラキラ光る、腕位の太さ。
平成2年5月 / Y.Fさん / 自宅近く。一升瓶が転がっていると思った。太短い。
平成2年頃 / J.Fさん / 桜峠の佐見側。頭は丸く、尾はほとんど無い。
昭和63年9月 / M.Iさん / 曲坂の桑園で。35cm、胴6cmくらい。
昭和63年5月 / N.Yさん / 自宅付近の茶畑。40cm、ビール瓶くらい。
昭和63年5月 / M.Yさん / 同上。灰色に光り、はいずるように動く。
昭和62年11月 / T.Iさん / 田の側溝。石を当てるとタイヤに当たった音。
昭和62年7月 / S.Fさん / 茶畑の草刈り中。黒っぽいビール瓶のよう。
昭和62年6月 / K.Yさん / 茶畑。ミカン袋のような網模様が光った。
昭和62年6月 / K.Yさん / 同上。
昭和58年6月 / F.Gさん / 自宅の車庫近く。鼠のような尾、灰色。
昭和57年 / S.Oさん / 桑畑。40cm、どたりと座ったよう。
昭和50年頃 / Y.Yさん / 自宅前。頭だけ見えた、口中が赤い。
昭和48年頃 / Y.Mさん / 曲坂にて。ずん胴、尾が細く灰色。
昭和24年7月 / A.Iさん / 前山の畑。灰色で、はいずるように動く。
昭和22年頃 / K.Yさん / 二本松近くの道端。木の株と思った。
昭和21年頃 / T.Yさん / 自宅で二度、桜峠で一度。灰色に光り30cmくらい。
昭和09年頃 / K.Yさん / 馬崩れ。笹を倒しながら逃げていった。
? / Y.Nさん / 灰色、40cmくらい、光っていた。
? / K.Iさん / ずん胴、ビール瓶くらい、鼠の尾に似ている。

「つちのこを語る」未確認生物研究会 会長 手嶋重信

 ツチノコは、天狗や河童のように架空の生物ではありません。確実なる生体器官と質量を備えた日本固有の生物であります。
 私は、実際3回実物と遭遇しましたが、いずれも捕まえることは出来ませんでした。
 目撃者のほとんどが偶然の機会にツチノコに出会いますが、私は捕獲を目的とした活動中に、しかも万全な準備をしていながら逃がしたのです。
 この金的たるや、その敏捷さときたらおよそ人間の動作で対応できるようなものではありません。
 ツチノコは、直射日光を極端に嫌います。真夏の昼間は巣穴に籠もり、活発な採餌活動は夜間に行うのです。
 また昨年、私が茨城でツチノコに出会ったのは4月29日午前11時でした。気温が20度を超えなければ表には姿を現しません。
 ツチノコは冬眠から覚めたときと、冬眠に入る前(栗の実が落ちる頃)は、草むらの中でじっとしていることがほとんどです。この時期が捕獲の絶好期と言えるでしょう。
 ツチノコは、日本列島の森林地帯に太古の昔から生き続けた貴重な生物です。茨城県土浦の場合、土地の乱開発によってわずかに残された自然林に逃げ込んで生息し続ける個体が約5匹います。この数では、種の存続に必要な生活活動ができず一代にして絶滅する危機にあります。今こそ、森林環境の保全こそが急務な のです。
 岐阜県東白川村で私は、タバコの箱ほどの幼いツチノコが足元にいるのを発見したことがあります。
 この土地は、比較的広大な自然環境が残されているので日本一のツチノコ生息地と言えるでしょう。茨城県土浦の場合は、もはや成長獣しか残っていないと言えます。
 ツチノコは、幼い頃は昆虫類を餌に、成長するうちに果ては、野ネズミ・蛙をも食べ、やがて樹上の野鳥を襲い、蛇をも呑み込む悪食さ。無毒だと思いますが、本来臆病とは言え追われれば逆襲し、犬を喰い殺した例もあります。
 私は、現在ツチノコの巣穴を5カ所ほど確認しており、そこで自動撮影を始めています。
 どうか、ツチノコに出会ったときには、石や棒で殺すことはしないで欲しい。網をかぶせて捕獲することが望ましいと思います。ツチノコの棲み家は、必ずと言っていいほど水の近くにあります。高い山にはいないのです。
 何はともあれ、今年こそこのツチノコを檜舞台に登場させようではありませんか! 

お問い合わせ先

地域振興課 商工振興係

0574-78-3111(内線:253)

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