東白川村家庭教育学級
開設要綱
1.趣旨
近年、少子化、核家族化などの社会の変化にともない、「親になるまで、幼い子の世話をしたことがない」「他人との交流が少ない」「子育てについて相談できる人や助けてくれる人がそばにいない」「仕事との両立が難しい」などが原因で、家庭の持つ教育力が低下してきていることが心配されています。家庭教育はすべての教育の出発点であり、家庭は常に子どもの心のよりどころとなるものです。こうした考えに立ったとき、家庭教育のありかたについてお互いに学び、自身の家庭教育を充実していくとともに、地域の持つ教育力も向上させ、地域ぐるみで子どもを育てていくことが大切だと考えられています。
基本課題としては
(1) 望ましい家庭・家族関係のありかた
(2) 発達段階を踏まえて子どもをどう育てていくべきか
(3) 地域で子どもを育てていくには何をすべきか
等を学習し、次代を担う東白川の子どもを村民全体で育てるための指針とします。
2.方針と重点
めざす子どもの姿
1.自ら考え、やり遂げる、主体性を持った子。
2.ふれあい、助け合える、思いやりのある子。
3.たくましい体力と気力を持った元気な子。
4.ふるさとを愛し、ふるさとを誇れる子。
5.社会の一員という自覚を持ち、規律を重んじ貢献できる子。
1.自ら考え、やり遂げる、主体性を持った子。
2.ふれあい、助け合える、思いやりのある子。
3.たくましい体力と気力を持った元気な子。
4.ふるさとを愛し、ふるさとを誇れる子。
5.社会の一員という自覚を持ち、規律を重んじ貢献できる子。
方針
子どもの基本的な生活習慣や社会性を育むことは家庭の責任と役割であることをすべての親に理解してもらうための学びの場の充実を図ります。
- 基本的生活習慣やしつけに関わる学習機会の充実を図ります。
- 他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性を育むための学習機会の充実を図ります。
- 発達段階に応じた子育て学習の推進。
- 子育てネットワークつくり。
重点
- 親としての意識(規範意識を含む)の向上。→ 子どもの手本としての大人。
- サロン形式を位置づけたり、地域の諸団体、組織と連携したりし、子育てのネットワークを広げる。
- 「話そう!語ろう!わが家の約束」運動の推進。
3.学級と運営体制
名称 | 対象者 | 学級主事 | 学級委員 |
---|---|---|---|
胎児期 妊婦学級 |
妊婦および家族 | 助産師 | 地域医療センター |
乳幼児期 ひよこくらぶ |
0歳児から2歳児の親 | 子育て支援室長 | 学級長・副学級長 または会計 |
幼児期 こっこくらぶ |
3歳児から5歳児の親 | みつば保育園長 | 学級長・副学級長 または会計 |
小学校期 やまびこ学級 |
小学1年生の親と それ以外の希望者 |
小学校教頭 | 学級長・副学級長 または会計 |
中学校期 かじか学級 |
中学1年生の親と それ以外の希望者 |
中学校教頭 | 学級長・副学級長 または会計 |
4.学習内容(重点項目)
(1)「家庭でしつけ」に関わって(基本的な生活習慣の形成を含む)。
- 身の回りのこと、規則正しい日常生活の習慣化など、自主性・自立性を身につけた子育てのあり方。
- 耐性を備えた子どもの育成のあり方。
- 家族の中での役割を位置づけ、どのようにして自主自立させていくか。
- 意欲的な生活態度をどのように育てるか。
- 正しい言語や豊かな表現力をいかに育てるか。
- テレビ、ゲーム、パソコン、携帯電話、メディア機器とのつきあい方について。
- 人権に関すること。
(2)「心と体の健康」に関わって(食教育を含む)。
- 望ましい食習慣のあり方(朝食のあり方、食事のマナー、調理実習を含む)。
- 子どもの体と心の変化に対する家庭のあり方について。
(3)「家庭で活動」に関わって。
- 生活能力を高めるための自然体験・生活体験・社会体験のあり方。
- 家族の中での役割を位置づけ、どのようにして自主自立をさせていくか。
- 思いやりがあり、心豊かな社会性をどのように身につけさせるか。
- 望ましい人間関係のあり方の身につけ方。
(4)出前講座の実施
- 東白川村教育委員会より出前講座を行い、家庭教育学級のお手伝いをします。
- 出前講座の内容については、開催機会や子どもと親の年齢に応じたプログラムを用意しています。
※「ひよこくらぶ」「こっこくらぶ」の活動内容は下記ページでご覧いただけます。